2007年07月22日

 『オランダ・ハーグより』  第170回    「選挙のスリル」

村上龍主催(でいいのかな)のJMM、ウエブマガジンより。

2007年7月20日発行
No.436 Friday Edition
春 具 :ハーグ在住・化学兵器禁止機関(OPCW)勤務

ウエブマガジン、このJMMとあと2つほどとっていますが全然読みきれません。JMMは、比較的ささっと読めるので、消化できている方ですが。

JMMサイト内の海外レポート/エッセイのところで、少し遅れてですがバックナンバーを読むことができます。

さて本題。

日本でも参議院選挙をひかえているので、先日のフランスの大統領選挙のことを話題にしています。

サルコジ勝利の分析などのあとに書いてあることがおもしろかった。

【そのような極右の支持により、53%対47%という開票結果になったのだというのであります(これをサルコジ陣営は大勝だと報道したが、たった6%の差でしょう。その自画自賛は、ちょっと大本営発表に似ている。)

 だが、そのようにかろうじて大統領に就任したサルコジ氏は、支持を得た保守派、とくに極右票を逆なでするように離れ業をみせております。標的は社会党の切り崩しだというのですが、まず、外務大臣に社会党系のベルナール・クルシュネル氏を据えた。

 ベルナール・クルシュネル氏は「国境なき医師団」というNGOを創設したことで知られるように、人道問題に強い関心と行動力をあわせもつ外交界・国際行政の逸材であります。社会党政権で保健厚生大臣を勤めたが、コソボ危機のときには国連事務総長代表をしたのではなかったかな。きわめてリベラルな人材であります。】

【つぎに、サルコジ大統領は、これも社会党政権で財務大臣をしたことのあるドミニク・ストラスカーン氏をIMFの専務理事に推している。】


【さらに先週には、ミッテラン政権で文化相を務めたこれまた社会党の大物ジャック・ラング氏が「逃亡」しました。保守政権が主導する「公務員制度改革委員会」の責任者のポストを打診され、ラング氏は二つ返事で引き受けたとのことであります。

 つぎつぎに大物ソーシャリストたちがコンサバ・サルコジ政権の軍門に下るのを眺めながら、「罠を仕掛けるサルコジ氏が悪いのではない、罠に引っかかる彼らに節操がないのだ」とセゴレーヌ・ロワイヤル氏が言っておりましたが、いかんせん、負け犬の遠吠えに聞こえますな。サルコジ陣営に下った3人は「わたしたちは党のためでなく国家に奉仕するのだ」と言って、けろりとしております。社会党はこうしてズタズタに切り刻まれてしまった。】

要は、新内閣の組閣にあたり、「極右」サルコジ氏は、「リベラル」対抗政党の要人を重役に起用し、対抗政党社会党を骨抜きにしてしまった、というらしい。

これがなぜ、社会党にとって困ったことかというと、

【もっとも、このように相手の核心を先回りして取り込み、政敵を切り崩すという手法は、サルコジ氏がはじめてではありません。・・・(中略)・・・

 ミッテラン大統領は、1981年に政権を握って以来、社会党の公約だった主要産業の国有化政策を進めていたが、その国有化は結局3200億フラン(当時なら65億ドルほどか)もかかってしまい、フランスの財政は瀕死の状態になってしまった。
当然、つぎの選挙では大敗を喫し、ミッテラン政権は連立を強いられて、保守党のジャック・シラク氏を首相を指名せざるを得なくなったことがあった。

 首相に就任したシラク氏は、当然、鬼の首を取ったような気分になりますね。ミッテラン氏の神経を逆撫でするかのように、彼は社会党政権がつぎつぎと国有化した産業を、つぎつぎと民営化し直していったのであります。ミッテラン大統領はそれを眺めながらも何もせず、シラク氏のなすがままにさせておいた。社会党はミッテラン氏をいぶかり、何もしない大統領に裏切られたように気分になった。

 だが、その2年後にシラク氏が大統領選に打って出たとき、「シラク保守党」には「ミッテラン社会党」に対抗するイシュウがひとつも残っていなかったのであります。首相時代にシラク氏は「国有化 v 民営化」の問題を含め、争点となるべき諸問題をすべて実行してしまい、論争の駒を全部使い切ってしまっていたのであります。かくして論点を失ったシラク氏は野に下り、以後7年、捲土重来にあらたな機会を待たなければならなかったのであります。】

という例があげられています。
ややこしいですが、この例では、社会党(ミッテラン)が、保守党(シラク)を陥れるためにやった、という意味ですね。
しかし、この例でも、もし、陥れられた、とされる保守党支持の立場からみても、保守党がやるべきだとおもっている政策は実行されたのだから好ましい、ともいえるのではないか?
あるいは、大局からみて、その後社会党の政策もミッテランがすすめたのであれば、国内の2大勢力(なのか知らないが)のそれぞれの政策がおこなわれることになるので、バランスとれてるのではないか?
・・・ただ、あとから悠々となにかをはじめられるミッテランは、シラクのやったことを切り崩すこともできるわけですが。

でもそこは、ややこしいですが、今回のサルコジvs社会党でいえば、社会党は、とにかくあとで切り崩されないような措置を施した上で持論の政策をどんどんすすめてしまえば、それこそ、【党のためでなく、国家のために奉仕】することになるのでは?

この記事の筆者、春具氏も書いているとおり、こういう政争手法は、日本ではみられませんね。そうでもないかな。
土井たか子を議長にしてまつりあげてしまって封じた、というのはやったことありますけどね。

それにしても今回の選挙でいちばん驚いているのは、若尾文子さんが立候補したことです。
増村保造監督がきいたらなんて言うか・・。

posted by フタバ at 11:13 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治勢力争い

2007年05月29日

松岡農相自殺:遺書8通残す 「国民の皆様」宛てなど判明

毎日新聞 2007年5月29日 15時00分

上記リンクも、どうせまもなく読めなくなると思うので、
以下、全文引用しておきます。

***このあと引用***

【故松岡利勝農相が残した8通の遺書のうち、封書の6通のあて名は▽安倍晋三首相▽縁せき関係にある島根県選出の景山俊太郎参院議員▽小林芳雄・農水事務次官▽青山豊久農相秘書官と警護官(本名)▽小泉純一郎前首相の前秘書官の飯島勲氏▽事務所の事務担当者(本名)。そのほか、「国民の皆様 後援会の皆様」と題された農水省のA4判の便せんに横書きで記された遺書の全文と、発見者のために便せんに書かれたとみられるものは次の通り。

 ◇国民の皆様 後援会の皆様

 私自身の不明、不徳の為(ため)、お騒がせ致しましたこと、ご迷惑をおかけ致しましたこと、衷心からお詫(わ)び申し上げます。

 自分の身命を持って責任とお詫びに代えさせていただきます。

 なにとぞお許し下さいませ。

 残された者達には、皆様方のお情けを賜りますようお願い申し上げます。

 安倍総理 日本国万歳

 平成19年5月28日 松岡利勝

 ◇(発見者のために書かれたとみられるもの)

 家族への手紙は、女房が分かるところにありますので、ぜひ探さないで下さい。

 女房が来るまでは、どこにも触れないで下さい。】



***以上引用***


フタバがこのニュースを追っているのは、このあと国会や世間はどう反応するのか知りたいからです。

5月28日のエントリーで、松岡氏の経歴をみて、満を持して、農林大臣になったのじゃないか、というフタバの想像を書きました。
農林行政とは特に関係なく生きてきた人が、たまたま、内閣人気取り等の理由で入閣したわけではなさそうです。実際、松岡氏のやってきたことが良い政策だったかどうかは別として(というのはよく知らない、という意味)、実績と経験を評価されて農林水産大臣に任命された、のであることは間違いないと思います。

そんな地位についたのに、いろいろ疑惑で騒がれて、耐えられなくなったんでしょうか。

ところで、上記の遺書ですが、「国民の皆様」と書いてあるのに、この引用記事のように、全文記してある記事の少ないことよ。
どういうつもりか神経疑う。国民の皆様は、かなりの部分、読者の皆様ともかぶってると思うんですけど。

さて、この内容ですけれど、「お詫び」はしているけれども、追及されているような疑惑については、なにかお詫びしなくてはいけないことが実際あったのかどうか、はわからないですね。

命を投げ出されたのは、思い切っているとは思います。
しかしやっぱり、どういうことだったかの説明がほしいです。
命もかけがえないですが、ご本人からの説明というのも、違うレベルでかけがえのないものであったと思います。
安倍大臣、日本国万歳、ですか。
日本国、というのなら、日本国を構成している日本国民に対して誠実であってほしいです。


で、これはどういうことでしょうか。↓


2007/05/29-20:19 「国対の指示でしゃべれない」=松岡前農水相の発言紹介−鈴木議員
【鈴木宗男衆院議員は29日午後、自殺した松岡利勝前農水相が自身の事務所費などの不透明な処理に関し「国会対策上、黙っているのが一番だと言われているし、今は自分はしゃべれない」という趣旨の発言を鈴木氏にしていたことを明らかにした。都内で記者団に語った。
 鈴木氏は松岡氏と親しく、今月24日夜に会食した。松岡氏の発言は、その席で国民に謝罪するよう進言した鈴木氏への返答。松岡氏は「政府も方針は決まっているし、また変えたりするとおかしくなるから言えない」とも語ったという。
 鈴木氏は自身のホームページでも「今は黙っていた方がいいと国対からの指示なのです。それに従うしかないんです」と松岡氏の発言を紹介している。】

鈴木ムネオ氏のホームページをさがしてみよう。

・・・

と、思ったら皆様考えることは同じらしくって、重くって全然開けられません。あとで見られたら引用してみます。

ちなみに、上の続きでは、

【これに関し、自民党の中川秀直幹事長は29日午前の記者会見で「国対に確認したが、そういう事実は一切ない」と述べた。また、安倍晋三首相も同日夜、首相官邸で記者団に「政府で方針を決めることはもちろんない。鈴木議員がどういう意図で言っているのか分からない」と不快感を示した。】となっていましたが、

【政府で方針を決めること】は、あったみたいですよ。

こちら。


松岡大臣の「突然の死」をうけて
【私は松岡大臣の「ナントカ還元水」に関しての質問主意書を内閣に向けて提出したが、3月16日に答弁書(安倍内閣で閣議決定)は、内閣まるごと松岡大臣の言い分を擁護し、固めた内容となっていた。

(保坂質問)光熱費を含む事務所費について、閣僚は率先して情報開示を行うべきではないか。
(内閣答弁)お尋ねは、個人の政治活動に関するものであり、現行法では、個別の支出内容についての報告は求められていない。

 安倍内閣は最後まで松岡大臣を問題なしと守り続けた。私の答弁書で述べた「個人の政治活動は、現行法で個別の支出内容について報告を求められていない」という内閣見解と、「閣僚は率先して情報開示をするべきではないか」という私の問いかけとは噛み合っていない。裏返して読めば、「法が求めていないので、閣僚は情報公開をする気はない」と居直っている。こうした内容の答弁書を閣議決定したという事実は重い。松岡大臣も閣僚のひとりとして、この閣議決定(質問主意書答弁文)に縛られた。 】

この【私】っていうのは衆議院議員保坂展人氏です。


・・・遺書にもどります。


ともかく、この方は気遣いはとてもなさる方・・・てことでしょうか。
「残された者たちには、皆様の情けを賜りたく」というのは、ご家族のことと考えればいいんでしょうか。
【発見者のために書かれたとおもわれる】書面を見ても、ご家族のことをとても心配されているのがわかり、奥様のことを信頼しきっていらっしゃるのがわかります。

安倍首相宛ての遺書があり、安部総理万歳となっているのは、自分を任命し(てくれ)た首相への気遣いでしょうか。

ですが、気遣いはできても(国民宛の遺書をちゃんと書いただけでも、本人的にはおそらく思い切っているような気がする)、もう一歩、冷静に考えて、自分の責任をはたすとはどういうことか、を認識することはできなかった、ということなんですね。すぐ目の前にいる、ほかの閣僚等を気遣うあまり。
大変残念。お気の毒でもありますが、非常に残念です。







posted by フタバ at 22:54 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治勢力争い

2007年05月28日

松岡農水相が自殺 議員宿舎で首つる

アサヒネット2007年05月28日14時21分。

夕刊新聞でも大きく扱われていた。
フタバがみかけた地下鉄売店では、「夕刊フジ」の見出し広告が二重になっていて、この事件がなければ、「河瀬直美 カンヌグランプリ」が見出しだったみたい。(下のをめくってみた)

【赤坂署によると、松岡氏はこの日午前10時ごろまで、宿舎の室内で秘書と話をしていた。その後、出かける予定だったが、正午ごろになっても本人が室内から出てこないため、秘書が、警護に当たっていた警察官と一緒に室内に入ったところ、松岡氏が居間のドアの金具に、布製のひもで首をつっていたという。】

秘書の方はショックですね。
遺書はないんでしょうか。

→あるらしい。
西日本新聞ネット記事より。
≪警視庁赤坂署によると、自殺した議員宿舎1102号室から遺書が見つかったが、あて先や内容は明らかになっておらず、動機は不明。≫
TBSニュース(を字にしたもの)より。
≪松岡大臣の遺書ですが、5、6通の封書などがリビングのテーブルに置かれていて、「いろいろ迷惑をかけて申し訳なかった」ということが書かれていました。≫


ふたたびアサヒネットの記事より。

【松岡氏は熊本県出身。69年、鳥取大農学部卒。69年に農林省に入り、天塩営林署長などをへて林野庁広報官を最後に88年農林水産省を退官。90年2月の総選挙で衆院議員に初当選し、当選6回。農水政務次官や衆院農水委員長、農水副大臣など一貫して農林水産畑を歩んできた。 】

という経歴なので、農林水産大臣になれたということは、本人的にも満を持してというか、ああやっと、というところだったのではないでしょうか。



国会でも光熱費についてなど追及されてたわけですが、それはどうなるのか。

うやむやになってしまうんだろうか。

ともかく、ネット新聞記事はきえものなので、また、全文引用しておきます。


この下、全文引用
posted by フタバ at 22:27 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治勢力争い

2007年02月28日

民主、領収書義務付け法案提出へ  2007/02/28 20:10)  

サンケイネットの記事より。

これは結構な法案なのでは?
企業では、いくら以上なんて基準はなく、すべての経費に領収書が必要なのが原則ですから。

この法案は通るとよいと思います。

【民主党は28日の「次の内閣」会合で、政治資金収支報告書に記載する事務所費など経常経費について、1件1万円超は領収書の添付を新たに義務付けるとともに、政治活動費に関しても領収書添付の基準額を5万円以上から1万円超に引き下げる政治資金規正法改正案を了承した。3月1日に全議員を対象に開く拡大政治改革推進本部で決定し、来週にも国会に提出する。】

【 改正案は、光熱水費や備品・消耗品費、事務所費のうち、1件1万円超については、支出を受けた人の氏名や住所、支出の目的や金額などの記載と領収書添付を義務付ける。人件費は従事者の人数を記載しなければならないと明記。会計帳簿や領収書などの保存期間は5年(現行3年)とする。収支報告書の保存、閲覧期間についても現行の3年から5年に延長する。】

さらに希望をいえば、1件1万円以上じゃなく、もっと安くしてもいいんじゃないの?と思いますけど。


posted by フタバ at 21:44 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治勢力争い

2007年02月21日

閣議:私語やめ起立 幹事長発言には反発の声    毎日新聞 2007年2月20日 19時52分 (最終更新時間 2月20日 21時16分)

前回エントリーでとりあげた記事の続き。

【政府は20日、国会内で閣議を開いたが、この日は安倍晋三首相が入室すると閣僚たちはいっせいに私語をやめ、立ち上がり「おはようございます」とあいさつした。一方で、中川秀直・自民党幹事長から忠誠心を疑問視されたことには記者会見などで不満や反発の声が相次いだ。


これって、あたらしい教育基本法の精神をよく表しているエピソードですね。
これは、前回エントリーでとりあげた中川幹事長の発言(【「安倍晋三首相が(閣議で)入室したときに起立できない、私語を慎めない政治家は美しい国づくり内閣にふさわしくない」】)を受けての行動ですから。
態度、が大切なわけですね。そこに気持ちがあらわれる、と。

態度、か。
今後、こどもは、「その態度はなんだ、愛国心がこもってない!」とか先生に注意されたら、どうすればいいのかな。

【 一方で各閣僚は、中川氏から首相への忠誠心の欠如を指摘されたことについては「忠誠心を欠くことはない」(長勢甚遠法相)などと一斉に反論。中川氏に対して「一種の親心だと思うが、うるさく感じることもある」(渡辺喜美行政改革担当相)、「意図がよく分かんない。(首相の求心力が)落ちていると思ったことはない」(麻生太郎外相)など、神経を逆なでされた様子がありあり。】

このように、反発したらちゃんと聞いてもらえるのだろうか。

それから、かんがえてみたら、教育基本法を変えたとき、大人同士の意見だけで、こどもの意見なんて誰もきかなかったな。
と、あらためて思いました。
posted by フタバ at 06:05 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治勢力争い

2007年02月18日

中川自民幹事長:「忠誠心なき閣僚は去れ」講演で苦言呈す    毎日新聞 2007年2月18日 19時41分

【「安倍晋三首相が(閣議で)入室したときに起立できない、私語を慎めない政治家は美しい国づくり内閣にふさわしくない」】

【「閣僚、官僚のスタッフには首相に対して絶対的な忠誠、自己犠牲の精神が求められる。首相の当選回数や、かつて仲良しグループだったかどうかは関係ない」】

【自分が目立つことを最優先する政治家や、野党の追及が怖くて改革を進められない政治家は、内閣・首相官邸から去るべきだ。首相を先頭に一糸乱れぬ団結で最高峰を目指すべきだ」】

なにかはきちがえてるとしか思えません。

閣僚、官僚が、もし【忠誠】なり【自己犠牲】なりもとめられるとしたら、それは国政であって、国民のためであって、シュショウじゃないんじゃないでしょうか。
ふしぎだー。

posted by フタバ at 22:28 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治勢力争い

2006年09月13日

「ポスト小泉レースをめぐる感想」

1ヶ月少し前のエントリーになりますが、自民党総裁選に関する興味深い記事をネット上にみつけました。


少なくとも、この記事の中の、第2段落、

【自民党総裁選挙は国会議員の選挙ではない。】

ではじまるひとまとまりの部分は、個人的には非常にうなずける指摘内容だった。
選挙権を一般国民をもたない自民党総裁選だが、世論が党員あるいは議員の投票行動に影響を与える、という考え方もあるとは思うけど、実際投票するわけじゃないですからね。

また、その次の段落内の、

【今までの自民党には、ある程度の自己修正作用が存在した。あるときの首相が行き過ぎや失敗で退陣すれば、次の首相は反対のイメージを演出して国民の目先をかわすという振り子の論理である。主流?反主流の派閥争いも、振り子の論理の原動力となったという点では決して無意味ではなかった。】

という指摘も重要だと思う。

反対のイメージを演出、というのは、単なる演出やごまかしにしかすぎない場合もあるだろうけど、すくなくとも、主流意見、というか、とりあえず世間的にそちらが是である、とされてしまった意見と異なる意見をもつ人に配慮する、ということだけは最低限しているわけで、反対意見にただただ「理解できない」とつっぱねたり、質問されていることに「答えるつもりはない」(前者小泉氏後者安倍氏on靖国参拝について)というよりずーっとマシな態度だと思う。

またちなみに、「反対意見を理解できないとだけいってつっぱねる」「答えるつもりはない」というのは、良く言って、キビシイ世間での駆け引き手段でしかなく、ソーリダイジンというかつてはある程度尊敬されていた社会的地位にある人の態度としては、『教育上』よろしくないのじゃないかと思います。

まあでも、「自民党をぶっこわす、という「夢」に向かって強い意志でのぞんだ人」とかいう誤解も、今の世では誤判断とはされない可能性もあるなあ。
posted by フタバ at 04:41 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治勢力争い

2006年02月25日

2月23日(夕刊)武部幹事長「永田氏1人の問題ではない」国会運営主導権 与党、完全掌握めざす

まず、このタイトルをみて、笑ってしまった。
なんか完全に、やくざの抗争みたいなんですけど。

フタバのイメージするやくざの抗争とは、映画からのイメージであって、実際どうなのかは知りません。

フタバはほとんどテレビを見ないが、たまたま、この堀江ライブドア問題&武部応援問題のときに、武部氏が堀江氏のことを「りっぱな男です!」みたいな言い方で応援演説してる動画をみてしまった。あの話し方は、単に武部さんの癖なんだとおもう。応援することにきめたら、対象が誰であろうとああなったとおもう。
そういうノリの人なんだろうな。
日和見なところも、体にしみついた政治家カタギなんでしょう、きっと。

国会ではほかにもいろいろ重要なことがおきているとおもうのだけど。
こんなことばっかり報道してていいのでしょうか。
posted by フタバ at 03:11 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治勢力争い

2006年01月26日

1/25 自民「反省」で防戦

ライブドア社長が逮捕され、選挙のときに自民党政治家が応援演説をしたことの話題。
ずいぶん大きく紙面がさかれている気がするけど。

でも内容は。

【堀江容疑者と党との窓口となり、応援演説にも出向い武部勤幹事長は記者会見で・・・(中略)・・・これまでの強気一辺倒からの変化をうかがわせた。
 背景にあるのは与党内での批判の高まりだ。】

まずい、形勢不利。そう思ったから態度変えただけ。

【自民党総務会では加藤紘一氏が「カネですべてが片付くという考えの持ち主を応援したことに問題なかったか」と非難。武部氏が「政治とカネの問題で一番苦労したのは加藤さん」と言い返す場面があった。】

【首相と与党幹部の夕食会では、青木幹雄自民党参院会長が武部氏に「いちいち説明しないで素直に謝ればよい」と注文。「浮気がばれたら、ただ『すみません』と言うのがいい。それと同じだ。」と諭した。】

うーん。完全に、ギャング幹部会の会話。
日和見と、この期をとらえての足のひっぱりあい、無責任。

でもですね、

【竹中平蔵総務相は「党の要請を受けた」と明言した】そうですよ。
これはニュースバリューありの発言だとフタバは思うんですけど。
あと、

【(自民党執行部は)・・・前原誠司(民主党)代表への懲罰動議を衆院に提出。「粉飾決済は犯罪用語」と反論している。】

これも、まあバリューありかな。貴重な会議の時間をこんなくだらない動議で費やすことになるわけだから。
ギャング幹部会の会話と、そうでない、バリューありの発言は、区別して表現されるように、記事を書くけどな、フタバだったら。
そういうのは「客観的でない」ことになるの?
posted by フタバ at 02:52 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治勢力争い

2006年01月07日

1月6日 自民総裁選首相が指示/「国民参加型」方法は…/脱派閥定着狙う/「安倍氏に有利」、反発も

安倍氏に有利というのは、国民の声を反映させると安倍さんが国民に人気があるので有利だという意味らしい。
やりかたとしては、

【党内では通常国会閉会後、全国十一ヵ所でブロック大会を開く方式などが浮上。大会で候補者の討論、党員以外も参加できる模擬投票を想定している】

ということなので、自民党の党大会にいけば「模擬」に参加できるってことか。

なぜ模擬かといえば、
【自民党は年四千円の党費を二年以上納めた党員等らに投票券を与える。…(中略)…今から入党しても資格は得られない。】からのようだ。しかし、模擬でも充分、マスコミが注目して報道するだろうから、世間の雰囲気に影響をあたえるだろう。

党内反対意見としては、
【総裁選びは政党のあり方そのものにかかわるだけにベテラン議員の間には「国民受けばかり考えるのは不謹慎」との批判もある。】

しかし、国民受けを考えるのはなぜ不謹慎なのだ?!という批判も、理屈としては、有り得ると思うが。
理屈としてはね。

これはやっぱり『政党政治とは』っていうのが問題のキーかしら。
アメリカの大統領選は、日本の自民党総裁選びよりは国民の声が直に反映しているかもしれないが、選挙運動そのものは、やっぱり党をあげてやっているわけだし。

記事の話に戻ると、小泉さんの指示ってところが注目ポイントですね。
こんな指示を出すっていうのは、「政治家」(自分のやろうと思うことを実行させるスキルがある人、という意味で)としては、やはり力があるってことかなと思いました。
やろうと思うことの中身が問題ですが。
posted by フタバ at 10:59 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治勢力争い

2005年12月29日

12月27日 本社世論調査/ポスト小泉/安倍氏43% 支持上昇/望ましい政権 「自公」「大連立」が拮抗

グラフでみても、安倍さんだんとつ。次点は福田康夫7%だから。選択肢の中で「安倍」の次に多い答えは「わからない、その他、いえない」26%だけど。

フタバは2、3回、安倍氏に会ったことがある。シャツにズボンの姿で東急本店通りを歩き、お買い物帰りのようだった。
…と思っていたのだが、最近、似て非なる人なんじゃないかと思われてきた。
シャツにズボンというのが、カジュアル用のそれでなく、単にスーツの上着とネクタイがないだけのようなのがそれらしい、とか決めつけていたのだけど…テレビをあんまり見ないので、正確な太り具合あるいはやせ具合もよくわからず…普通テレビの方が実際よりも太ってみえますよね。うーん違うのかもやっぱり。

それはともかく。
フタバが答えるなら26%のうちの一人になるな。
小泉さんは首相権限というのはなかなか大きいのだ、ということを示した人じゃないかと思われる。
首相に元々なりたい人は、小泉首相の活動をみて、ますますなりたくなったことだろう。

posted by フタバ at 21:49 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治勢力争い

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