2009年06月24日

「米国の元捕虜に謝罪した藤崎駐米大使」

6/24付「天木直人のブログ」より。

アメリカの対外政策というのはほんとうにすごいと思う。
すごいというのは素敵だという意味ではもちろんないが、とにかく、自国のため(というか自国内にいる一部の人間のため)に利用する相手でしかないのだ、外国は。

やりかたはいろいろで、いきなり爆撃して好き放題やる、というのが短期決戦型で、長い間時間をかけてむこうが自主的に「アメリカ」のために動いてくれたりするようになるまで「育て」る、というのもある。
日本は、後者の方の育て方をされた国で、そして、「アメリカ」からみたら、ほんとにうまく育ってくれた国のひとつじゃないだろうか。

その「アメリカ流子育て」ならぬ「アメリカ流属国育て」の手段のひとつとして、天皇制は残されたのだと思う。

と、今日も考えとちゅうのメモ。

posted by フタバ at 06:45 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の戦争をめぐって

2008年03月13日

国会議員横ヤリの「靖国」試写会に80人 偏向指摘も 2008年03月12日23時16分

アサヒドットコムの記事より。

これはなかなか興味深い。


靖国神社を題材にした中国人監督のドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の国会議員向け試写会が12日夜、都内で開かれ、約80人の議員らが出席した。試写を求めていた自民党の稲田朋美衆院議員は「偏ったメッセージがある」と話し、映画に政府出資法人から助成金が出されたことの是非を、さらに検証し続ける姿勢を示した。


国会議員向け試写会、だって。

監督側とアルゴ社は「検閲のような試写には応じられない」として、逆に全議員を対象に、今回の異例の試写会を開くかたちになった。 とあるが、その、検閲のような試写というのは、

映画は4月12日から都内と大阪の計5館で公開予定で、昨年12月からマスコミ向け試写が始まっていた。映画の中で南京事件の写真が使われていることなどから、週刊誌などが「客観性を欠く」「反日映画」などと報道。政府出資の基金から助成金が出ていたことも問題視した。これを受け稲田議員は「助成が適切だったかどうか、議員として検証したい」とし、同議員が会長を務める自民若手議員の勉強会「伝統と創造の会」と、同じく同党議員でつくる「平和靖国議連」との合同の試写会を、文化庁を通じて要請していた。

という事態をふまえて、すなわち、上記にあるとおり、議員の要請で「伝統と創造の会」「平和靖国議連」向けの試写会・・・つまり、「われわれに見せてみろ」といってきた、のに対して、いや、それでは国会議員の方々全員対象に見せますよ、ということでおこなわれた、ってことのようです。

すこし前に、その事情をより詳しく報じた記事がありましたので、
全文コピーしておきます。
(注★ネット上の消えてしまう記事をキープする方法があるらしいですがそれがよくわからないため、普通にコピー&ペーストです。
以下、茶色の字が、その前の記事、靖国映画「事前試写を」 自民議員が要求、全議員対象にです。)

【靖国神社を題材にしたドキュメンタリー映画の国会議員向け試写会が、12日に開かれる。この映画は4月公開予定だが、内容を「反日的」と聞いた一部の自民党議員が、文化庁を通じて試写を求めた。配給会社側は「特定議員のみを対象にした不自然な試写には応じられない」として、全国会議員を対象とした異例の試写会を開くことを決めた。映画に政府出資の基金から助成金が出ていることが週刊誌報道などで問題視されており、試写を求めた議員は「一種の国政調査権で、上映を制限するつもりはない」と話している。

 映画は、89年から日本に在住する中国人監督、李纓(リ・イン)さんの「靖国 YASUKUNI」。4月12日から都内4館と大阪1館でのロードショー公開が決まっている。

 李監督の事務所と配給・宣伝会社の「アルゴ・ピクチャーズ」(東京)によると、先月12日、文化庁から「ある議員が内容を問題視している。事前に見られないか」と問い合わせがあった。マスコミ向け試写会の日程を伝えたが、議員側の都合がつかないとして、同庁からは「試写会場を手配するのでDVDかフィルムを貸して欲しい。貸し出し代も払う」と持ちかけられたという。

 同社が議員名を問うと、同庁は22日、自民党の稲田朋美衆院議員と、同議員が会長を務める同党若手議員の勉強会「伝統と創造の会」(41人)の要請、と説明したという。同庁の清水明・芸術文化課長は「公開前の作品を無理やり見せろとは言えないので、要請を仲介、お手伝いした」といい、一方で「こうした要請を受けたことは過去にない」とも話す。

 朝日新聞の取材に稲田議員は、「客観性が問題となっている。議員として見るのは、一つの国政調査権」と話す。同じく同党議員でつくる「平和靖国議連」と合同で試写会を開き、試写後に同庁職員と意見交換する予定だったという。

 「靖国」は、李監督が97年から撮影を開始。一般の戦没遺族のほか、軍服を着て自らの歴史観を絶叫する若者や星条旗を掲げて小泉元首相の参拝を支持する米国人など、終戦記念日の境内の様々な光景をナレーションなしで映し続ける。先月のベルリン国際映画祭などにも正式招待された。アルゴの宣伝担当者は「イデオロギーや政治色はない」と話すが、南京事件の写真で一部で論争になっているものも登場することなどから、マスコミ向けの試写を見た神社新報や週刊誌が昨年12月以降、「客観性を欠く」「反日映画」と報道。文化庁が指導する独立行政法人が管理する芸術文化振興基金から06年度に助成金750万円が出ていたことも問題視した。同基金は政府出資と民間寄付を原資とし、運用益で文化支援している。

 稲田議員は「表現の自由や上映を制限する意図はまったくない。でも、助成金の支払われ方がおかしいと取り上げられている問題を議員として検証することはできる」。

 アルゴ側は「事実上の検閲だ」と反発していたが、「問題ある作品という風評が独り歩きするよりは、より多くの立場の人に見てもらった方がよい」と判断し、文化庁と相談のうえで全議員に案内を送った。会場は、同庁が稲田議員らのために既におさえていた都内のホールを使う。

 李監督は「『反日』と決めつけるのは狭い反応。賛否を超えた表現をしたつもりで、作品をもとに議論すべきだ」と話す
。 】




わたしもこの映画、みたいと思ってチラシをひろってました。
(そうやってチラシをひろっても、実際はその半分くらいしか見られないのですが)
おもしろそうだと思ったポイントは、

・8月15日の靖国神社の様子が映されているらしい。
→この日はいつも「騒然としている」そうなのだけど、平日だったりするとなかなか見物にもいけないので。
・靖国神社のご神体は刀であり、「靖国刀」を鋳造する刀匠が登場する(しらなかった、靖国刀なんて)
・監督は19年日本に在住の中国人→日本に住んでいる日本人、中国に住んでいる中国人、とは違った視点があるだろう
・日中韓の協力でつくられた
・監督の過去の作品もなかなか興味深い
 (東京四谷で、中国伝統の味を守り続ける料理店を営む日本人夫婦を描いた『味』、国民党の将軍として孫文の参謀を務めた後に日本に亡命した老人の晩年を描いた『2H』だって。チラシに書いてあるとおり、「独自の視点」があるなと感じる)

といったところ。


アルゴというのはどういう会社なのか、検索してみたら、けっこう話題作を制作している会社でした。
私のすきな遠藤憲一がタンゴだかなんだかを北海道で踊るフシギな映画も制作してた。
メジャーなところでは、竹中直人の「ヌードの夜」とか。

アルゴ・ピクチャーズ公式サイト

わざわざリンクしないけど、ウィキペディアにも「アルゴ・ピクチャーズ」はのっています。
アルゴピクチャーズの反応というか、対処(試写会を全議員向けにおこなう)は、正しかったと思います。

それから、文化庁清水明課長の発言を、再度、引いておこう。

同庁の清水明・芸術文化課長は「公開前の作品を無理やり見せろとは言えないので、要請を仲介、お手伝いした」といい、一方で「こうした要請を受けたことは過去にない」とも話す。】

この人の気持ちとすると、「事前検閲」はまずい。まずい理由は、たぶん、「さわぎになるから」であって、「表現の自由を侵すから」ではないのでは、と邪推。「ムリヤリ見せろとはいえないので」みたいな言い方だから。
でもまあ、議員のいうことだからね、一応、むこう(映画会社)にふってみよう。
・・・じゃないかと、これは私の邪推ですが、想像します。
こういう仕事のやり方は、必ずしも正しくない、とやっぱり思います。
処世術というのは、どんな仕事でもあるものですが、今回、映画会社がふつうに反応したからいいけど、役人は、法の精神=憲法の精神も尊重する必要があるのでは。


さて、映画自体について、議員たちの感想は、意外に様々だったようだ。

 ただ、試写を見た自民党の島村宜伸衆院議員は「一貫したストーリーを見せるというよりは、様々な場面をつなげた映画。自虐的な歴史観に観客を無理やり引っ張り込むものではなかった」とした。また、民主党の横光克彦衆院議員は「戦争の悲惨さを考えさせる映画だが、むしろ靖国賛美6割、批判4割という印象を受けた」と話した。


稲田議員の方は、


2時間の試写終了後、報道陣に囲まれた稲田議員は「助成金にふさわしい政治的に中立な作品かどうかという一点で見た」としたうえで、「靖国神社が、侵略戦争に国民を駆り立てる装置だったというイデオロギー的メッセージを感じた」と語った。


とぃう感想。
「政治的に中立」ってどういうこと?
あと、常々フシギにおもっているのは、このように、「イデオロギー」を悪い意味で使う人がいること。
(すくなくとも、稲田議員という人は、「侵略戦争に国民を駆り立てる装置だった」ということを伝えるのは悪いメッセージと感じているわけです)
どういうイデオロギーなのか、は問題だけど、イデオロギー自体があることは悪いことじゃないのに。
・・・とカマトトぶりましたが、「イデオロギー」ということばは、「キョウサントウ」という意味、そして「キョウサントウ」というのは「ハンタイセイ」「イケナイモノ」という意味、というか、「意味の感触」で日本で多く遣われている、というのは知っています。
「イデオロギーや政治色はない」と映画会社もいっていますが、別に、イデオロギーや政治色がある映画があってもいいと思うんですけどねえ。

↑今、「意味」ってほどじゃないなと思い、適当に「意味の感触」といいましたが、この言葉には自分的にやや満足。
というのは、日本というのは「クウキヨメ」という流行のフレーズが象徴するように、「暗黙の相互理解(のつもり)」のものが大変強い力を発揮する場所ですので。

話があちこちいきました。

私がもっているチラシには、一水堂顧問、昨今「右翼」といえばこの人、な鈴木邦男のことばものっている。

【靖国神社を通し、<日本>を考える。「戦争と平和」を考える。何も知らなかった自分が恥ずかしい。厳しいが、愛がある。これは「愛日映画だ!】

まあこれだけじゃなんだかよくわからないが、映画の惹句ですから。
しかしこの人は、少なくとも、ふつうの「右翼」あるいは「左翼」をめぐるあれこれで使い古されたことばを疑問視する態度は常にある人だと思うので、今回は、「愛」ってことにしたんでしょう。
まあでも、あくまで、映画の惹句ですから。


さて、今後の予定としては、

稲田議員は製作会社が出していた助成の申請書類一式も文化庁を通じて取り寄せており、「助成金の要綱なども確認し、適切だったかどうかまた検討したい」としている

ということだが、もしも不適切だったということになっても、お金をとりかえすことはしないでしょうね、きっと。
それに、今回は、「靖国賛美6割では」とまでいう声もでたし、これで立ち消えになるのでは。
続報はあるかな、あったらまたチェックします。



posted by フタバ at 00:28 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の戦争をめぐって

2007年08月07日

NHKの憲法9条に関するアンケート

8月15日の番組で紹介するそうです。

10問に選択肢で答える+【なぜそう思うのか、ご意見やお考えなどを自由にお書き下さい。】というたぐいの、自由記述枠が設けられています。


質問は以下の通り。***********


●あなたは、現行の日本国憲法についてどう考えていますか?

● なかでも、戦争の放棄と戦力の不保持を定めた「憲法9条」についてどう考えていますか?

●日本の戦後の歩みの中で、あなたは憲法9条の果たした役割を評価しますか?

●日本国憲法はその成立過程において、連合国軍総司令部(GHQ)が作成した憲法草案を日本側が受け入れ審議したという経緯から、外国に「押し付けられた」憲法だという見方があります。
あなたは、この考え方についてどう思いますか?

●憲法施行後、朝鮮戦争の勃発を受けて警察予備隊が発足し、その後、1954年(昭和29年)には自衛隊が誕生します。政府は「自衛隊は戦力にはあたらず、自衛のための武力行使は憲法違反にならない」という見解を示していますが、あなたは自衛隊の存在をどのように考えていますか?

●近年、北朝鮮は弾道ミサイルの発射実験や核実験を行っています。また、中国の軍事費は拡大傾向にあり、その中身も不透明とされています。こうしたことから日本を取り巻く環境に「脅威が高まっている」という指摘がありますが、こうした中で憲法9条の存在をどう考えますか?

●自衛隊は国内での活動に加えて、PKO(国連平和維持活動)などでカンボジアや東ティモール、イラクなど海外に派遣されていますが、あなたは、自衛隊はどんな役割を担うべきだと考えますか?

●日本は戦後、日米安全保障条約を結び、アメリカに「核の傘」の提供を受けるなど、安全保障面での協力関係を進めてきました。これからの日本の国際的な安全保障体制のあり方と憲法についてどうあるべきだと考えますか?

●アメリカのような同盟国が他の国から攻撃を受けた時に、日本が直接攻撃されていなくても反撃する権利のことを「集団的自衛権」と言います。日本政府は「集団的自衛権は持っているが、憲法解釈上、行使できない」としています。あなたは、集団的自衛権についてどう思いますか?

●今後、国際社会において、日本はどのような国を目指すべきだと考えますか?

●(これだけは選択肢解答欄はない)あなたの憲法9条に対するお考えをお書きください。その際、戦争体験や国内・海外での旅行や留学、ビジネスなどを通じて、憲法9条について考えた個人的な体験や経験、エピソードなどがあれば、あわせてお書きください。

以上*****************


さらに、

【お答えありがとうございました。
場合によっては、番組スタッフから個別にご連絡差し上げ、より詳しいお話しを伺う可能性があります。「連絡を受けてもかまわない」という方は、以下の項目にもお答えください。

なお、連絡を差し上げた場合、結果的に番組へのご出演をお願いする可能性がありますが、「連絡があった=出演依頼」ではありませんのであらかじめご了承ください。
また、以下の項目にお答え頂いた方全員に連絡を差し上げられない場合もございます。この点も併せてご了承ください。】


ここ半年以上テレビを見ていないフタバですが、視聴者のみなさんからの声をご紹介します。とかいってるのは、(たとえば)このように「声」を集めているのね。


上記質問の前に、引用では略しましたが、「何を質問するのか」が書いてある項目もあります。
たとえば、【近年、北朝鮮・・・】の設問の前には【日本の安全保障と9条についてお聞きします】と書いてある。

【安全保障】って、役所的用語ですね。
むかーし、「優生保護法指定医」とかいう看板を、なにかとくに、命を大切にするためにつくしているお医者さんて意味なのかと思ってたら、中絶を受け付けている、っていう意味だった。というのを知ってびっくりした・・・けど(あ、中絶一般にハンタイしているのではありません)。
『安全』を『保障』する。
あれ、『保証』じゃないわけね。
『保障』・・・ネット辞書によれば、『責任をもって、一定の地位や状態を守ること。「航路の安全を―する」』だそうです。
微妙だ。
なんとなく「ほしょう」といわれると『保証』な内容をイメージしてしまいますが。
あと『安全』の中身ですよね、問題は。

この質問一覧を見て、このごろテレビを全くみないんですけど、昔見ていたころの記憶がよみがえってきた。
こういう番組って、なんだかね・・
結局、いろんな意見があるんだな、で終わっちゃうの。
このような、考えることが必要なテーマについては、問題提起をする側が、ある程度の方向性を持っていないと、あまり意味がないような気が最近する。
ネット上にはいろんな考えのブログがあるけれど、個人が書いている場合には、表現の巧拙はともかく、この人は、これについてはこういう考えなんだな、というのがわかる。わかるからこそ、議論もできると思うしなー。
たぶんNHKも、こっそり方向性はもっていると思うけど、それをあからさまにしないように努力するでしょ。それってかえって良くないことのような気がする。


設問の中で、【また、中国の軍事費は拡大傾向にあり、その中身も不透明とされています。こうしたことから日本を取り巻く環境に「脅威が高まっている」という指摘がありますが、こうした中で憲法9条の存在をどう考えますか?】
という文があるけれど、不透明と「した」のはだれか。
「指摘」はだれがしているのか。
あたかも、その見解が合っているかのような。
というか、【こうした中で】というのは、その見解が合っている、という前提「ぽく」感じられるんですが。


ここでフタバの立場をハッキリさせますと、

『9条はじめ、憲法は変更しない。』のがよろしいと思っております。

同様に思う人の意見が多く寄せられればいいなと思ってこのアンケートを紹介したのだけど、選択肢だけでなく「なぜ聡思うか」に答えていくのは結構大変だし、そういう意見が多く集まったとしても、番組がどんなものになるかは、どう転ぶかは、なんともいえないな、という気がしてきた。

中途半端ですが本日ここまでとさせていただきます。
posted by フタバ at 00:09 | 東京 ☁ | Comment(3) | TrackBack(0) | 過去の戦争をめぐって

2007年04月02日

4月1日 フォークランド紛争25年 帰還兵も命を絶った アルゼンチン 元兵士や遺族不条理訴える

フォークランド紛争からもう25年もたってたのか。
サッチャー首相の鉄の女っぷりが最高潮に発揮されたできごとだった。

【二十五年前、徴兵を終えたばかりの若い兵士が呼び戻され、「行き先も告げられず」島に送り込まれた。物資不足による飢えと寒さに苦しむ兵士に容赦なく降り注ぐ英国軍の爆弾。紛争終結直前、サントスさんは左腕を失った。】

物資不足でも攻める・・どこかできいた話だ。

このサントスさんは、ほかの帰還兵とともに【戦争の不毛さや罪深さを伝えようと】学校をまわって講演をつづけているそうだ。

【戦争を問い直す声は軍部に忠誠を誓ったはずの軍人からもあがる。隊長として戦ったエルネスト・ウゴ・キシモト元陸軍中佐(54)は「兵士はしょせん政治家にとって使い捨て。イラク戦争だって同じだ。」と強調。キシモト元中佐も依頼に応じて高校などで体験を語ることがあるという。】

アルゼンチンは、けっきょく負けたんですよね。勝っていても、この中佐は同じように言ったかな。

この記事でいちばんびっくりしたのは次のところ。

【地元紙によると、島内での戦闘によるアルゼンチン兵士の死者は326人なのに対し、生還者の自殺は350人を超える。】

つまり、直接の戦闘で死んだ人より多い人が、のちに自殺している。たとえば。

【夫のホルへ・クラウディオ・マルティレさんは紛争から帰還した10年後、突然、重度のうつ病を発症。「飛行機が来るぞ!伏せろ!」とわめき続けた。半年後に自宅から持ち出した金で拳銃を購入、夫婦の思い出の喫茶店で自殺した。】

この戦争は、【秘密主義の軍政下】で行われたものであったようだけど、それにしても、こんなに深刻な影響が、時間を経てでてくるとは。
ベトナム戦争へ行った人が後遺症にくるしむ話などもきいたことがあるけど・・・日本でも復員兵が邪魔者扱いされたりしたようだし・・・せっかく生きて帰ったのに。
自分が一兵卒にはならないと思う人が、戦争をしたがるものなのだ、ということを忘れずにいたい。

***

ところで、本日から、新聞を購読するのをやめました。
ずーっとやめるかはわかりませんが、とりあえずしばらくは、ときどき買ったり、ネットニュースをみたり、で、ネタをみつけたい思います。



posted by フタバ at 01:00 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の戦争をめぐって

2007年03月09日

山崎氏、首相発言に「弁解がましい」 慰安婦問題で (2007/03/08 17:58)

前回エントリーは、毎日新聞のネット記事でしたが、この記事は、サンケイ新聞のネット記事。

【自民党山崎派の山崎拓会長は8日の派閥総会で、安倍晋三首相が従軍慰安婦動員をめぐり「官憲が人さらいのように連れて行く『狭義の強制性』」を否定していることを念頭に、「弁解がましいことは一切しない方がいい」と批判した。

 山崎氏は「(日本に謝罪を求める決議案採択に向けた)米下院の動きは決して愉快でないが、従軍慰安婦なるもの(の存在)は事実だ。それが強制によるか、間接的な強制かの議論は実は弁解にすぎない」と強調。「そういう議論をするより、われわれは(旧日本軍の関与を指摘した平成5年の)河野洋平官房長官談話を認めるべきだ」と述べた。】

ふーむ。
この記事が、サンケイ新聞だってことが、意外でしたよ。

山崎拓氏の政治的考えについては、全然知らないんですが、自民党員ではあるわけで、その立場から曲りなりにもこういう発言がでたのは、せめてもの・・なんだろう、まあ、悪いことじゃないんですが。

「河野談話」というのは、こくさい社会内での「宣言」でもあり外交方針の指針のひとつでもあると思う。
このようなものを、政府与党の頭(そうりだいじん)が、その宣言の力をあやうくするようなことを言うとしたら、それは過去の方針を変えることだし、外側に対してのことだから、よほどの事情がなければ、おもいつき的に変えてはいけないのではないだろうか。
国内の政策で、たとえば、よかれと思ってゆとり教育にした→どうも結果はよくないらしい→じゃあほかの方針で、というのは、「有り」ですが(実際問題この流れがあたっているかどうかは別にして、やりかたとして)、対外的方針をしゅしょう自らゆらがせるようなことをいうというのは、シュショウ力がないんじゃないでしょうか。
posted by フタバ at 01:50 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の戦争をめぐって

2007年03月09日

慰安婦実態の再調査表明 首相、政府・自民連携で   (2007年03月08日 21時21分)

驚愕のニュース。

【安倍晋三首相は8日、戦時中に朝鮮半島などから動員された従軍慰安婦問題をめぐり、旧日本軍の関与を認めた「河野洋平官房長官談話」(1993年)の前提となる事実関係について、政府、自民党で連携しながら再調査する考えを表明、関係資料を公開する意向も示した。】

【河野談話については継承する考えを重ねて強調したが、再調査が「談話見直しの布石」と受け取られる可能性もあり、近隣諸国を含め内外に波紋を広げるのは必至。当面は党が中心となる調査に政府が協力する形を取ることで、中国、韓国などの反発をかわしたい意向もうかがえる。】

この記事では【可能性もあり】なんて書いてあるけど、ごく自然な結果として、見直しするつもりなんだな、って思われるんじゃないでしょうか。それ以外に解釈しようがない気がする。

この、最後の文(【当面は・・・かわしたい意向】のところ)の意味がまた、全然わかんない。
政府は、「だれか」が調べたいといってきたことに「協力」し「資料の提供」にも惜しまない、そういう態度をとる、そしてそういう態度は中立的である、っていう意味?
その「だれか」は与党のだれかさんなわけで。
あまりにもしらじらしすぎない?
なんでこの記事を書いた人って、さきまわりしてシュショウほかの意図を斟酌してあげようとするんだろう?

突然人攫いのように民家をおそいそこにいた女性をひっくくって連れてった、という証拠がないから強制性がない、なんていうのは、強姦事件で、あなた、抵抗したときにできるような痣がありますか?胸にもおなかにも下腹部にもありませんか?あっ、すりきずがちょっとですね。じゃ強姦とはいえないんじゃないですか?
っていってるのに近いと思います。



posted by フタバ at 01:38 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の戦争をめぐって

2007年03月05日

従軍慰安婦問題:「強制性」の定義使い分け、首相板挟み  毎日新聞 2007年3月5日 20時16分

この問題、やっぱり大きくとりあげるべきだと思うんだけどなあ。
この毎日新聞記事のようなまとめ記事が、やはり必要だと思う。
単に、安倍っちがこう言った、だけでなく。

【安倍首相はかつて、「従軍慰安婦の強制性について検証する文書が出てきていない」(97年5月)など旧日本軍の直接的な関与に疑問を呈していたが、就任後は旧日本軍の関与と「強制性」を認めた河野談話を「受け継いでいる」との立場を明確にしている。

 理論武装として持ち出したのが「強制性」の定義の使い分けだった。首相の説明では、河野談話は「官憲が家の中まで入って(女性を)連れて行った」など「狭義の強制性」で解釈されていたため批判した。だが時間が経過し、「自分としては行きたくないけど、そういう環境の中にあった」など「広義の強制性」で解釈されるようになり、談話を受け入れたという。】

なんといおうか・・・
ネット上でのしろうと論争じゃあるまいし、この、「狭義」と「広義」って、やっぱり分ける意味はないと思うな。
安倍シュショウは、時によって意見が違う、といわれてもしかたないと思う。

この新聞記事では、

【だが、微妙なニュアンスは海外まで伝わらず、歯切れの悪さが「旧日本軍の関与を否定するもの」と受け取られている。】

とか、

【一方で、強制性の定義の使い分けは海外では通用せず、首相の「(狭義の意味での)強制性を証明する証言や裏付けはなかった」との発言が、従軍慰安婦への関与を認めることに否定的と受け取られている。】

とか書いてあり、広義と狭義の違いがある、ように受け取れてしまうが、(違いがあるけど単に伝わりにくい、「海外では」少なくとも通用しない、といったように)、そうじゃないと思うなあ。
違い自体が、ない、のだと思います。

シュショウだけなく。

【今年1月末、米下院に日系のマイケル・ホンダ議員(民主党)らが従軍慰安婦問題で日本政府に謝罪を求めた決議案を提出して問題が再燃した。自民党保守系議員らは「黙っていたら認めたと思われる」として反発し、河野談話に代わる官房長官談話の提言を準備している。自民党の中川昭一政調会長は「河野談話に限らず不磨の大典はない」と語るなど、保守派の勢いは増すばかりだ。】

ほんとうに困ったものだ、このレベルの低さ。

米議会の決議案は、なぜこの時期に急に?というように、「唐突」なものにみえるのは確か。
なにかの陰謀だったりして、知らないけど。
それは冗談だけど、決議案がでようとでまいと事実に変化はなく、このようにあわてるのは、相当変です。
posted by フタバ at 21:52 | 東京 ☔ | Comment(2) | TrackBack(0) | 過去の戦争をめぐって

2007年03月04日

安倍首相「慰安婦強制性、証拠ない」 韓国外相が不快感 2007年03月03日10時59分

朝日新聞ネット記事より。

【安倍首相は1日、軍当局の関与と「強制性」を認めた93年の「河野官房長官談話」に関連して「強制性を裏付ける証拠がなかったのは事実ではないか。定義が変わったことを前提に考えなければならない」と官邸で記者団に語った。】

以前のエントリ(2006年10月)より。

【●河野官房長官談話

就任前:官房長官談話は誤報から発した。強制性を検証する文書が出てきていない(97年5月)

就任後:
・いわゆる従軍慰安婦問題についての政府の基本的立場は談話を受け継いでいる(3日)
・私を含め、政府として受け継いでいる】

今回の発言は、この↑就任前の発言と同じですね。強制性を検証する文書、すなわち【証拠】が出てきていない、といいたいわけなのは同じってこと。

それでさらに、【定義が変わったことを前提に考え】るっていってるけど、それ具体的にどうすることなんだろうか全然わからない。

関連記事が、毎日新聞のネット記事で。

【従軍慰安婦問題:河野談話継承に変わりない 世耕補佐官
・・・
「首相の発言は、いわゆる強制性は狭義、広義といろいろ定義があるが、河野談話はしっかり引き継ぐ(というものだ)。これは全然変わっていない」と述べ、旧日本軍の関与と「広義の強制性」を認め謝罪した93年の河野洋平官房長官談話を継承する考えに変わりないとの認識を強調した。また、自民党内に談話見直しの動きがあることについては「首相自身、騒いでいるわけではない」と語った。】

広義と狭義ねえ。
シュショウが談話を継承するとしているのに、与党内で見直しの動きがあるのは、意見を持つのは自由だからいいわけですか。
郵政改革に反対するのには党をやめさせたのに。
(あっ、安倍ちゃんはそういうことしないのかな。)


posted by フタバ at 20:12 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の戦争をめぐって

2006年10月23日

10/18 国会議員84人が靖国参拝

ニュースニッキ得意の古新聞記事ニッキです。

まあ単なるメモですけど。

【超党派の国会議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(瓦力会長)は18日朝、靖国神社の秋季例大祭にあわせて恒例の集団参拝をした。】

だいたい、「みんなで」ってつくとこが、ちょうダサイ・・。
フタバなら、もし靖国参拝が正しいと思っていたとしても、この会にはいらずひとりで参拝しますね。

メモしたかったのは、今回、なにかの役についた人のうち誰が参拝したかってこと。
以下の通りのようです。

田村憲久総務副大臣
木村隆秀防衛庁副長官
山谷えり子首相補佐官
河合常則政務官
奥野信亮政務官
水落敏栄政務官
松山政司政務官
梶山弘志政務官

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2006年08月16日

8/12 東京新聞ネット版より 『鎮霊社』からみた靖国神社

今日も手抜きでネットニュースより。
(紙の新聞を引用するのって、時間がかかるんですよね・・・ネットだとコピー&貼り付けでイージー)

めったに見ないテレビを見たら、靖国関係の討論会とおぼしき中で、保阪正康さん(「あの戦争は何だったのか−大人のための歴史教科書」がベストセラーだったようですね)が「鎮霊社」というもののことを話してました。
テレビ討論会という短い時間だったので、保阪さんは、問題提起だけされてましたが、それは、

@靖国神社には鎮霊社というものも存在しているが、これはどういう経緯でできたものか。
A現状鎮霊社にはお参りできないもしくはおまいりしづらい状況になっていて(参道が整備されてないとか閉まっているとか)、靖国神社はその存在を隠したがっているようだがそれはなぜか。

というものだったと思います。

テレビ番組内では、靖国神社の味方ふうの大学の先生が、今神社としても鎮霊社におまいりできるよう検討しております、みたいなことは言ってましたがそれでその話はおわりでした。

てことでさっそくネット検索してみたら、この記事が出てきました。

【参道からは外れているため訪れる人もいない。十平方メートル程度のごく小さな祠(ほこら)だ。屋根は本殿と同じ薄緑色だが、赤さびがかなりついている。鎮霊社の前に立て札があり、こんな由来が書かれていた。

 「明治維新以来の戦争・事変に起因して死没し、靖国神社に合祀(ごうし)されぬ人々の霊を慰めるため、昭和四十年七月に建立し、万邦諸国の戦没者も共に鎮斎する。例祭日七月十三日」】

例祭日、今年はおわっちゃったんだ、ザンネン。来年おぼえてたら行ってみよう。

靖国神社のホームページにも、一応、境内の施設として紹介はされています。
説明文を全文引用しますと、
  
≪靖国神社本殿に祀られていない方々の御霊と、世界各国すべての戦死者や戦争で亡くなられた方々の霊が祀られています。≫

ってことです。

記事にもどります。

【靖国神社は必ずしも軍人・軍属だけを祀(まつ)っているのではなく、沖縄戦で死亡した「ひめゆり部隊」の女学生や学徒動員中に軍需工場で爆死した学徒たちも祭神として合祀されている。

 その一方で、戊辰戦争時に官軍に敗れ、自決した会津藩白虎(びゃっこ)隊の少年兵や、維新の元勲でありながら、西南戦争で明治政府に反旗を翻した西郷隆盛は除外されている。また東京大空襲や原爆に遭った戦災者も同じだ。

 「将来、国を守る基礎をつくるため、国に殉じた人を祀るのが靖国の基本。遺族のために存在しているのでもない」と同神社に近い関係者は指摘する。】

この関係者の言のとおりなら、やっぱりまつる人を選んでいるわけですよね。このことは、フタバが調べたせまい範囲でもたびたび指摘されてますが、そのことは、日本人の間で「常識」といえるくらい、認識されているのかしら。どうなんだろう。

【その靖国神社ができてから、約百年後に本殿とは別に鎮霊社は建てられた。ここには白虎隊や西郷だけでなく、イラク戦争の死者など「万邦諸国の戦没者」も祀られているとされる。しかし、それらの人々の名簿はない。

 建立の経緯などについて靖国神社広報課に取材を申し込んだが、「業務繁多で十八日以降でないと回答できない」と言われた。

 代わりに前出の関係者は「賊軍も外国人も同様に祀るのは、人は死ねばみな仏になるという仏教にも影響を受けている」と話す。

 ただ、これは多分に建前のそしりを免れない。出雲大社や太宰府天満宮は怨霊(おんりょう)を鎮めるために建立されたとされる。この関係者は「鎮霊社もこれと同じ。怨霊を恐れ、抑えようとするのは神道の考えの根本だ」と説く。】

菅原道真くらい昔の人になると、「希望校にうかりますように・・・」とお願いする「カミサマ」にすっかり転化しており、「やすらかに眠ってふたたび災いしないでください」と祈っている人はいないでしょうけどねえ。

西郷さんが靖国神社本社にまつられていないことは、かなり、常識の範囲におさまりつつあると思う。
しかし、鎮霊社にまつられてんのかなあ?
西郷さんの子孫に取材してくれないかしら。
まあ、名簿らしきものの写しを発見し、そこにサイゴウって書いてあった!とかのある程度の根拠がなければ取材なんてしない、ものなのかな。
ともあれ、【18日以降】に、また取材してほしいな。

上述保阪さん提起の問題にかかわる内容もあり。

【〇一年に月刊誌で鎮霊社を論じた日大講師で現代史家の秦郁彦氏は、鎮霊社が建立された背景に一九四六年から七八年にかけ宮司を務め、A級戦犯の合祀には否定的だった故筑波藤麿氏の存在を指摘する。

 「靖国神社の(最高意思決定機関である)総代会がA級戦犯の合祀を決める七〇年以前に、総代たちと厚生省引揚援護局との間で合祀の根回しがあり、それに気づいた筑波さんがA級戦犯の『収まりどころ』として先手を打つ形で建立したのではないか」

 さらに、秦氏は「筑波さんは宮司の任免権を持つ総代会から合祀を求められ、拒めなかったが、同時に合祀する気もなかった。昭和天皇の意を体していたと考えられる」と解説する。】

鎮霊社建立が昭和40年、てことは1965年だから、この筑波さんていう人が宮司を務めていた時代にできたのは間違いないようですね。
そしてこの筑波さんていうのは、このまえの天皇メモ(このブログでの関連記事はこちら)にあった、『筑波は慎重に対処してくれたときいたが』の筑波さん、ですよね。
興味深い。

続きです。

【筑波氏の死後、後任の故松平永芳宮司の時代(七八年)、A級戦犯は本殿に合祀された。秦氏は「筑波さんを補佐していた祢宜(ねぎ)に話を聞き、A級戦犯は一時、鎮霊社にいたことを確認した」と話す。つまり、鎮霊社が建立された六五年から七八年まで、A級戦犯は鎮霊社に祀られていたらしい。

 秦氏は「鎮霊社は靖国神社が独自の判断でつくったもので、部外者がとやかくいうべきでない。世界中の戦没者を追悼するというのは正論で批判できない」と話しつつ、同神社が鎮霊社への参拝を受け付けていない理由をこう推測する。 】

【 「(月刊誌で考察を発表した)〇一年当時、自民党内から『A級戦犯は鎮霊社にお帰りいただいたらどうか』という声が出たと聞いている。靖国神社はA級戦犯分祀論との絡みで、鎮霊社が話題になることを嫌がっているのではないか」】

興味深い。

この、【部外者がとやかくいうべきでない】ってのもおもしろいですね。
よくきく問題回避法。
でもこの秦さんという人、こういう知識を新聞記者に言ってくれるだけ公平かも。

さて、公約をはたして満足であろう小泉さんの件。

【小泉純一郎首相は、鎮霊社の戦没者も追悼の対象にしているのか。首相は二〇〇一−〇四年は靖国神社の本殿に昇殿し、昨年は拝殿前での参拝にとどめた。過去五回の参拝で鎮霊社を訪れたことはない。】

きのうテレビでみたら、参拝のとき、神社の人(宮司、でいいのかな、烏帽子をかぶってる人)と共に昇殿してた。そういう形態を毎回とっているのなら、鎮霊社にはたしかにいきそうにないですね。
どうすると、神社の人つきでおまいりできるのかな?

【首相は〇二年の参拝所感では、追悼対象を「明治維新以来のわが国の歴史において、心ならずも家族を残し、国のために命を捧げられた方々全体」「国のために尊い犠牲となった方々」と説明。】
【首相は昨年六月の衆院予算委で「A級戦犯のために参拝しているのではない。多くの戦没者に敬意と感謝の意を表したい気持ちからだ」と述べ、追悼対象を微妙に修正している。】

つまり、2002年の段階では、「国のため」と限定していたが、2005年6月の段階では、「国のため」ということばをはずしたってことね。
ふーん。

最後に。

【<デスクメモ>
 「中韓から文句をつけられた」ので「A級戦犯合祀が問題」という議論に首をかしげてきた。やはり、問われるべきは靖国神社とは何か、という本質論だ。それがようやく国民議論の的になってきた。ただ、戦後六十一年。関係者の多くが亡くなっている。事実関係の追跡が困難になっている現実が悩ましい。(牧) 】

牧さんて人はとりあえずこの記事を書いてくれたので、まあよいですが、たとえば参拝した小泉さんにインタビューするにしても、質問のレベルが低すぎると思う。マスコミ関係の人って、どういうつもりなのかと思います。就職試験はむずかしい、ときいてますけど。






posted by フタバ at 07:04 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(1) | 過去の戦争をめぐって

2006年08月13日

China, S. Korea to accept one shrine visit by next leader 中国・韓国 一度だけなら靖国参拝受け入れへ

The Japan Times Onlineの記事より。
ここのサイト、ブックマークしてあるにもかかわらずめったに見ないのだけど。
記事タイトル含め訳はbyフタバ。

しかしほんとなのかなあ、この記事。今のところ、ほかの国内新聞(朝日毎日読売産経のネット版)でも、グーグルジャパンのニュースでも、出てないんだけど。

【The Chinese and South Korean governments intend to accept one visit to Yasukuni Shrine by the next prime minister, but only on condition that no more visits are made during his tenure, informed sources said Saturday.

中国および韓国政府は、日本の次期総理大臣が、任期中に一度だけなら靖国神社に参拝することを認める方針だ。関係者が土曜日に語った。】

【informed sources】だけなので、どなたさんが語ったのかわからないんだけど。
もしほんとうだとしたら、中国も韓国もよほど困っているのだと思う。

【South Korea and China have apparently unofficially informed Japanese government and ruling party officials of their intentions, but the sources believe there is little possibility Abe will accept them as he has often expressed his desire to continue paying respects to the war dead.

韓国と中国は、非公式に、日本政府および与党幹部に意向を伝えた模様。しかし、関係筋は、(次期首相になりそうである)安倍は、戦争で死んだ人への追悼を続けていきたいとしばしば表明しているので、韓国中国の意向を汲む可能性はほとんどないだろう、とも述べている。】

ふむ。フタバもそう予想します。日本人ならたいていそう予想するんじゃないかなあ。関係筋って日本人かなあ。
この記事も、なんとなく、日本人記者が書いたような気がするよ。

中国(と韓国・・・注★)の対日政策として、「戦争は日本の軍人政府トップなど指導者がおこしたもの、日本人民は関係ないとみなす」というのが有名だが、この方針は、かなり昔、日中平和条約がむすばれる以前から、すなわち、日本との国交がまだない状態で国交回復をどうやるか考えていた時代に考え出されたらしい。

(という認識は、今読んでいる最中の「日中関係 戦後から新時代へ」という新書から得た。
そのうち、「ニュース本ニッキ」カテゴリで記事をエントリしたいと思ってます。と、自分にはっぱをかける。)

であるとしたら、やっぱり、靖国参拝を政府要人はしないでくれといういのは、かれらにはマスト条件だろうなあ。
だから、このジャパンタイムズの記事がほんとうだとしたら、よほどよほど、どうしていいのかわからなくなっているのではないだろうかなあ、中国(と韓国)も。
ものすごい譲歩と努力だと思いますよ、この案は。

安倍さんの、この問題への努力としては、総裁選から遠く、かつ、例大祭もある4月におまいりしておけば、目立たずかつ年1回参拝をはたしたことになる、という「努力」をした、と。そういうことかと思います。

もしもし、ほんとにこの記事がほんとうだとしたら、「言うべきことを断固としてきっぱり言えば外交も成功するのだ。そういう闘う政治家としてのワタシの姿勢が通じたと自負しております」っていいかねないですね。

とゆーか、安倍さん支持の人が、そのように解釈しかねないですね。
安倍さんは、上手に、自分で言うのは避けるだろう。支持者向け講演会とかでないかぎり。

注★(と韓国)、と韓国をカッコ内に入れたのは、フタバの解釈による。
すなわち、中国と韓国がこの問題について申し合わせなり相談なりしてるだろう、という推測は、このジャパンタイムズの記事にもあるくらいで、フタバもそうだろうと思うけど、同時に、主導権は中国だろうなあ結局、とフタバが想像した、ということです。

☆追記☆
共同通信ネタのようでした。

→【靖国1回限り容認 中韓「安倍首相」念頭に
posted by フタバ at 20:34 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の戦争をめぐって

2006年08月08日

小泉首相、8月15日靖国参拝の公約は「生きている」

今回のエントリーは、産経新聞のネット記事より。

【小泉純一郎首相は8日、5年前の自民党総裁選で8月15日に靖国神社を参拝すると公約したことについて「(公約は)生きていますね」と述べ、8月15日に参拝する意向を強くにじませた。首相官邸で記者団の質問に答えた。】

http://www.sankei.co.jp/news/060808/sei077.htm

個人の心の問題とさんざん言いつつ公約でもあるわけね。
posted by フタバ at 21:27 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の戦争をめぐって

2006年08月05日

8月4日 安倍氏が靖国参拝 今年4月 総裁選に影響必至 /(同日夕刊)安倍氏、確認拒む 靖国参拝 韓国「非常に遺憾」 

すこしまえに、母親(昭和12年うまれ、終戦時8歳)に、「靖国参拝についてどうおもう?」と軽くきいてみたら、「別にどっちでもいい」という答えが返ってきた。

世論調査をすると、「わからない・こたえない」という項目にチェックする人はいつでも少数派なんだけど、実はそうでもないのかもしれない。「どっちですか?」ときかれると人はつい、「こっちです」と言わなきゃと思うものなのかもしれない。

閣僚による靖国参拝のニュースはフタバも注目してきたけど、あまりに事態がすすまず、どうすべきなのかもわからなくなってきた。

安倍氏はもともと【・・・7月24日の記者会見で「参拝するかしないか、いつ行くか行かないか、申し上げるつもりはない」と表明していた】のだから、参拝したことがあとからわかり、かつ【事実確認を拒む】のも、表明したことと矛盾はしていない。

とはいえ。
【記者会見では「一般論」としたうえで「私人の立場で神社、仏閣を参拝することは自由」「記帳で肩書を付したからといって私人の立場を離れたと考えることはできない」「玉ぐし料を公費で支出するなどの事情がない限り、私人の立場とみるべきだ」と話した。
 安倍氏は今年の終戦記念日には参拝しない意向だ。】

この最後の一文ですが、これは、具体的に何ていったのかしら。
まあでもしないんだろうな。
だって総裁選間近だもの。

問題は小泉純一郎(最近外遊をせっせとしている)サンですが、フタバの予想では、終戦記念日に参拝するんじゃないかなあ。
理由は、
彼が参拝をはじめた理由が遺族会の票をとりたかったから(橋本龍太郎は参拝しないといったので差をつけるためもあり)であるらしく、また、そのときの公約が「首相になったら終戦記念日に参拝する」で、まだ果たしていないから。
また、彼の性格的に、「美学」的に、公約をはたさずやめるのは無念だろうから。

フタバ思うに、一番問題なのは、厚生省が戦後何年もたってから、ずっと、戦死者名簿を靖国神社におくりつづけていたこと。
まだ調べてないんですけど、気になる点は、
 ・いつの時点で靖国神社が国家神道のもとじめでなくただの「一神社」となったのか。
 ・いつの時点まで厚生省(あるいは厚生労働省)は名簿を靖国神社におくりつけていた(いる?)のか。
 ・で、名簿を送るときに、遺族にもちゃんと連絡し、靖国神社に祀るけどOKですか?と確認してるのだろうか?
  ・・・
といったところです。

靖国「問題」は、マスコミが問題を単純化しすぎたところもあるのではないかと感じる。
つまり、中韓のいうことをきくのかきかないのか。みたいな。
で、テレビ討論からネットのブログまで、その論点を気にしすぎてしまった。
そういう問題ではない、と、参拝賛成派も反対派も、違う意味で感じている(いた)はずではないだろうか。

ちなみに今回の中韓の反応。

中国王毅大使。
【「隣人が嫌がることを控えめにするのが東洋人の伝統だ」】

韓国外交通商省当局者は
【「非常に遺憾だ」】

ゆるいなあ。たぶん、内心どうでもいいと思ってるんじゃないだろうか。
すくなくとも、今回の件については、とくに強めの対策をするのはやめておこう、って感じなんじゃないだろうか。
終戦記念日の小泉動向については、注視しているだろうし、そのあと、場合によっては強めの反応を出すかもしれない。

たとえば遺族会の中にも、「赤紙一枚でひっぱられて死んだおとうさんやおじいさんと、政権担当者が一緒なのは納得できない」という声もあるとどこかで読んだことあるし、フタバにしても、合祀されてるA級戦犯は、戦場で戦った人とは立場が違うと思う。
それに、8月14日の空襲で死んだ人だっているわけですよ。

対外問題であるより先に、国内問題であるはずじゃないかと思うんだけどな、本来は。

それにしても、小泉氏。
予想は参拝「する」だけど、希望としては参拝しては、ほしくないですね。

posted by フタバ at 13:25 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の戦争をめぐって

2006年04月20日

(夕刊)近現代史を学ぶ:半藤一利さんに聞く 英知と愚昧の物語知る 史料精読し自分史観

【「中学や高校の日本史の授業は、明治維新か日清、日露戦争まで教えて、以下省略なんですね。『歴史、地理、修身を教えてないけない、三科目を廃止背よ』というGHQ(連合国軍総司令部)の指令がいまだに影を落としています。・・・(中略)・・・その後、受験のための歴史になり、先生も評価の難しい現代史を敬遠するようになった」】

ここ、「え〜っ、そうだったの?!」て感じ。
近現代史は、時間切れで学ぶ時間がなくなってるのかと思った。
三科目廃止っていうGHQの指令は、今はじめて知った。
修身を教えるなっていうのはきいたことあったけど。

【歴史に学べ、とよくいわれる。しかし、その前提として「正しく、きちんと学ぶ」というのが半藤さんの持論である。具体的には、できるだけたくさんの史料を読み込んで、自分なりの公平な見方、史観を築き上げていくことだという。そうして導き出された昭和史の教訓を尋ねた。】

半藤氏の著書「昭和史」は、語り口調で書いてありよみやすいので読んだ。
上記のような過程を経てできあがった本だといえるだろう。
それはいいんだけど、誰でもが、そうやって、たくさんの史料を読み込むわけにはいかない。
最低限の流れというのは、ほかの時代については一応学校で教えているわけで、それが、確立していないところが困ったところなわけですよね。

さて続き。
【「昭和史全体を通していえることは、なんと日本人は集団的催眠にかかり、国民的熱狂に走ったか、です。】

これは、半藤氏がたびたび言っていることですね。「昭和史」の中にもありました。
これについて、反対ではないのだけど、どうしてそうなるのかなあ。それだけなのかなあ。ほんとにそんなにおおぜい心のそこから熱狂してたのかなあ。と思う。
熱狂しているように見える人のうち、何割かはほんとうに熱狂していて、何割かは、ただほかの人についていっているだけなんじゃないかなあ。
フタバの私見ですが、後者の、ただほかの人についていっているだけ、の人の割合の方が実は多いんじゃないかと。だから、「熱しやすく醒めやすい」になるのでは?

つづき。
【「自分の力も知らず、物事は自分に都合よく動くという夜郎自大な判断。これも日本人の特徴のひとつです。】

これは大いにあたっていると思います。
現代でも、その傾向ははっきりでていて、だから外交ベタってことなんでしょうね。

【「もう一つあげるなら、小集団エリートの弊害でしょうか。陸大や海大出の優秀な人材が集まった参謀本部や軍令部に絶対的な権力が集中していました。作戦を司る彼らは軍事学にはたけていたが、常識を教わっていない。ある種の”タコツボ社会”で、失敗してもかばい合って反省が次に生かされません。・・・(後略)】
【「最近では、どこの会社にも、社長室がありますね。昔の参謀本部のように、ここに社内のエリートが集められる。小集団だから同じベクトルに向きやすい。もし彼らが暴走し始めたら、蛮勇をふるって止めなければ。悲惨な結果を招いて、『あのとき反対したのに・・・・』といっても、あとの祭りなのです。」】
そうですね。
ここは賛成です。
特に後半。そのとおりだと思います。
ところで、【最近では】ということは、社長室がない会社が多い時代もあったのかしら?
知らなんだ。

posted by フタバ at 23:28 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の戦争をめぐって

2006年03月31日

3月30日夕刊 重慶爆撃で遺族ら提訴

★だんだん、カテゴリがぐちゃぐちゃになってきました。
 最初の予定とずれていき・・・そのうち考えなおす、かも。予定は未定。


【戦時中の1938−43年、旧日本軍による中国・重慶の無差別爆撃で被害を受けた中国人や遺族計40人が30日、日本政府に一人当たり一千万円(計四億円)の損害賠償などを求める訴えを東京地裁に起こした。】

うーん、これは、いったいどういうこと?

重慶爆撃というのはそんなに長い間やっていたの?
知らなかった。

さてそれにしても、いったいどうして、この訴えをしようと思ったのだろう?
戦時中の空襲に対し、攻撃をした方に対して起訴するなんて、新鮮な発想。
そうすると、アジアのほかの国々(日本含む)やヨーロッパ各国なども、訴えをおこす素地はあるわけで。

それと、99.999%日本政府が損害賠償をみとめることはないだろうと思うし。勝訴の可能性についてどの程度に考えているのだろう、原告側は?

たとえば、勝てなくてもいい、裁判することに意義がある、ということ?

この記事自体、あと3行くらいでおわっちゃうようなものなので、「その後」が報道されるかわかりませんが、目を皿のようにしてチェックしてみましょう。
posted by フタバ at 00:00 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の戦争をめぐって

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