2006年09月01日

8/26 ネット情報「ウソ発見器」 総務省が開発へ

すぐになくなるネット記事より。

【ネット上の情報は、何人もの目で事前に校閲された出版物などに比べ、誤った内容が少なくない。信頼性を確かめるには、利用者が他の情報と付き合わせるなどの作業を行うしか手がない。】

ネットの記事に、誤字が多いのは確かですが、内容については、「誤った」というのはどういうことから決めるのだろう?

出版物も、【信頼性を確かめるには、利用者が他の情報と付き合わせるなどの作業を行うしか手がない】のは同じです。

【 扱う対象は、株式情報から国際情勢の解説、商品情報などさまざま。「この企業分析は適切か」「レバノン内政のこの記述は自然か」「オークションに出品されているこの外国電化製品の性能表示は本当か」などの疑問に答えられるようにするのが目標。】

たとえば、私設天気予報サイトがあったとして、そこでみると温度が実際より1度ずつ高くなっていたとする。温暖化について調べている人がみたら誤解するだろう。

ですけどねえ・・

出版物だろうが政府白書だろうが、人間がつくったものから恣意性を消すことはできないんじゃないかな?
あと、目の前にある諸メディア諸資料をどうよみとるか、それはその人間の人生勝負の一つであると思う。
だからこそ、いろいろなメディアがあることが歓迎されてきたのではないか。

そして、政府が、ってのがね。
たとえば、ネット株取引が過剰にはやり、何を信頼していいかわからない状況になってきたとき、誰か経験と知識のある人が、こういう指標でネット株情報を見るとより確実な情報がえられますよ、というサイトをつくる、というのは有りだと思うんですけどね。
競馬新聞、どこのを読むかは、読む人の自由です。

ましてや【国際情勢】の信頼度なんて、数年たってから評価されるくらいな場合もあると思うし、こういう分野こそ、政府が情報操作したがりそうですよね。政府というのは、具体的にいえば、税金をもらってはたらいている、それゆえ決して勤務先が倒産することのない、投票によってきめられた議員と密接にコンタクトをとっている、それゆえ議員の言うことにも影響をうけやすい、 そういう人たちの集まりのことですけど。

【開発の焦点は、インターネットのなかから信頼できる関連情報を見つけ出せるかどうかだ。そのために、知識を関連づけて書かれた内容の意味を正確に判定する技術や高度な自動翻訳技術などを編み出す必要がある。】

トーシロなので、そんな技術が可能かどうかは全くわからないんですけど、なんだかばかばかしく聞こえるわ。感想、ですけどね、単に。

それから、この記事の書き方というのかな、ウソはそれこそ書いてないのかもしれないけど、スタンスに不満がある。

そのうち消えちゃうと思うので、全文、一番下にコピーさせてもらいます。
勝手にありがとうアサヒネット。

不満というのは、このニュースの「キモ」がよくわからないことだ。
ニュースの価値をどこに見出しているのかわからないような記事が日本の新聞には多すぎると思う。
この記事もそう。

総務省関連の誰かなりに取材して、システム開発の動きがあるという情報を得た、というのは確かだろうし、まあ、それ自体はウソではないのだろう。
少なくともなにか、こういう記事にまとめるまでの背景というか、情報のタネと記者の状況判断があったのだろう。
だから、この記事があやしいとかウソだとは思わない。
しかし。

【利便性】が政府の肝煎りシステム開発で便利になりそうで歓迎、なのかどうかわからない。
また、オークション・レバノン情勢・企業分析などの例があがっているが、これは、総務省なり、取材先でこういう例があがったのか?
それとも、記者が考え出した例なのか?
いずれにしても、「ネット上の情報」というのが多岐に渡るのが事実である以上、というかすくなくともその前提で記事がかかれていると思われるのだが、どういう例を選択するかによって、かなりかもしだされる印象がかわってくると思う。ですので、記事書く方は、それなりに考慮して例を挙げているはずかと思うのですが、フタバの印象では、なにげなーく放り出されていて、しかも、まんなかにレバノン内政のように、前後とは全く違った性質の事項がはいっている、というのがどーゆーつもりなのかわからない。

だのにしかし、「3億円」とかお金の話は直截的なまでにすぐに明らかになってるのがね。

むかし、「星の王子さま」を内藤濯訳で読んだとき、「オトナは数字が好き」という「ぼく」の指摘がコドモ心に印象にのこりました。
引用しますと。
(青字)

おとなの人たちに〈桃色のレンガでできていて、窓にジェラニウムの鉢がおいてあって、屋根の上にハトのいる、きれいな家を見たよ・・・〉といったところで、どうもピンとこないでしょう。おとなたちには、〈十万フランの家を見た〉といわなくてはいけないのです。すると、おとなたちは、とんきょう声を出して、〈なんてりっぱな家だろう〉というのです。

ちなみに、とんきょう、には傍点あり。

実は、本を読んだのは小学校高学年で、ナマイキにも、「いかにもオトナがかんがえそうな、オトナVSコドモの逸話だわ」と思っていたフタバ。
やな子ですね〜。というか、「えーそうかなあ・・。思い当たらない」って感じだったんですけど。

実際、オトナになってみて、今はこの記述に共感しますね。
すくなくとも、数字、とくに金額が出ていると、なにか、確固とした印象をもちやすいのは事実かなと。

えー、なんのはなしかお忘れになられた方もあるかもしれませんが、
この、スタンスがあいまいな記事にも、「3億円」という金額だけは、きっぱりと書かれているなーと思った、という話でした。


今回記事の全文↓

【真偽が見極め難いさまざまな情報が乱れ飛ぶインターネット。その中で、ウソや間違いらしい情報を自動的に洗い出し、ネットの利便性を高めるシステムの開発に総務省が乗り出す。ネット上にある関連深い別の情報を探し出し、比較参照することで、情報の「デマ率」などを示す。研究機関と協力し、2010年までの開発を目指す。07年度予算では、まず3億円を要求する。

 ネット上の情報は、何人もの目で事前に校閲された出版物などに比べ、誤った内容が少なくない。信頼性を確かめるには、利用者が他の情報と付き合わせるなどの作業を行うしか手がない。

 総務省が構築を目指すシステムは、この選別をコンピューターで自動的にやらせるものだ。ネット情報のウソや間違いの「発見器」といえる。

 完成すれば、ある情報のデマ率を調べたり、ネットで検索するときに信頼性のある順番に表示したりできるという。「この情報はデマ率95%ですが表示しますか」などという注意表示もできるようになる。

 扱う対象は、株式情報から国際情勢の解説、商品情報などさまざま。「この企業分析は適切か」「レバノン内政のこの記述は自然か」「オークションに出品されているこの外国電化製品の性能表示は本当か」などの疑問に答えられるようにするのが目標。

 開発の焦点は、インターネットのなかから信頼できる関連情報を見つけ出せるかどうかだ。そのために、知識を関連づけて書かれた内容の意味を正確に判定する技術や高度な自動翻訳技術などを編み出す必要がある。 】







posted by フタバ at 10:56 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 報道
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