2006年08月28日

7/31 「在日差別」と顧客を提訴へ 社員の訴訟、会社支援 大阪の住宅大手

古新聞ですんません。

フタバ自身、お客様にモノを売る会社の従業員であるので、興味深く読んだ。

【大手住宅メーカーに勤務する在日コリアンの男性社員が「差別発言で傷つけられた」として、顧客の男性に三百万円の慰謝料などを求める訴えを三十一日、大阪地裁に起こす。会社も訴訟費用を負担するなど訴訟を後押しする。”お客様”相手の裁判となるが、「見過ごせない発言で泣き寝入りをすべきでない」と支援を決めたという。】

どういうことが発端かというと。

【徐さん(訴訟をおこす社員)側の説明によると、昨年二月、マンションの修理の報告で大阪府内のオーナー宅を訪問した際、徐さんが名刺を差し出すと、五十代のオーナーの男性は「おまえ何人や」と質問。「誰を雇おうが自由だけど、何でお客の前に出すねん」「(名前は)名刺に小さく書け」など約二時間にわたって話したという。
 徐さんらは帰社後、経緯を上司に報告。会社は「顧客であっても発言は許されない」として上司らが事実関係確認のため電話や手紙で連絡をとろうとしたが、男性は謝罪はしなかったという。】

徐さん【ら】って書いてありますね、記事には。
これ重要。横できいてた人がいたわけですよね。
まず、会社への報告の段階で、また、裁判になった場合にも、第三者の証言がある、ってことですよね。この【ら】があるのとないのとでは、展開がかなり違ったのじゃないだろうか。
それと約二時間て書いてあるので、その間に、ここに書かれている以外にもかなりいろいろなことをそのオーナー男性が言った、可能性がある。
また、ここに出されている発言をみると、徐さんが在日コリアンであること自体というより、雇った方に対していちゃもんをつけている、ようにも見えますね。
このような条件は、↓のようなサポートを会社がする決め手ともなったのじゃないだろうか。

【同社(注:積水ハウス)は裁判そのものには参加しないが、弁護士費用など訴訟費用を全額負担する。本人や同僚社員が裁判に出席するために職場を離れる場合、勤務時間と認めることも決めた。】

すごい。
背景がどうあれ、これはかなり会社が応援してくれている、と言えるのじゃないだろうか。
お客様相手に訴訟をする、のが会社本体ではないにせよ、社員がお客様を訴訟するのは認めているわけで。
ふつうの日本企業としてできる範囲最大、に近いんじゃないだろうか。

【積水ハウスの話:円満解決を試みたが、解決できなかった。被害を受けた従業員本人による提訴だが、雇用管理や社会的責任という観点から支援を行っていく。】

ふーむ、興味深い。
在日うんぬんというのは、たしかに「社会的」な観点ですね。

一応、オーナー側の話も引用しておきますが。

【男性は取材に対し「差別的な発言はしていない」と否定。「相手が法外な請求をしてきたのが(トラブルの)発端だ」としている。】

まあすくなくとも、トラブルがあったことは認めているんですね。
法外な請求、というのはあくまで商取引上(というのか)での問題ですね。
これが、単に、「おまえみたいにふざけた奴は」みたいな人格的攻撃?ならば、訴訟はけっこうむずかしいと思うし、会社が支援することもなかったろうな。

新聞記事としては、これ以上のことは顕れにくいと思うのですが、その後の展開、フォローアップの記事を期待します。
posted by フタバ at 00:22 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 働くこと
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