2006年06月01日

5/30 〔地球回覧〕台湾、至宝が映す実利優先

〔地球回覧〕は海外在住記者の署名記事のコーナーのようです。
今回の記者名は、山田周平氏。

台北の故宮博物院の話題。現在改築中で【展示空間が三分の一に狭まっている】そうなので、観光に行く方は気をつけましょう。

さて、そこの院長さんは、【企業に所蔵品の複製ライセンスを供与する専門組織を新設し、三月末には複製品を販売するウエブサイトを開いた。】そうです。

だいたいにおいて、そういう方針に、【野党・国民党は反対していない】そうです。


【中国と政治・文化的につながる「へその緒」と見なし、「いっそ返してしまえ」と語る急進独立論者もいるが、ごく少数。一定のメンツが保てさえすれば、実利を徹底追及する華人らしい発想が優位を占めている。】
という指摘は、まあ、そうかもしれませんが、フツウかな。

フタバ的におもしろいと思ったのは、

【「起源が中国なのは事実だが、離れてから長い時間がたった。独自の発展を始めるのも自然の成り行きだ」。台湾住民の平均的意見はこんな感じだろう。】

という指摘です。
中国4千年だか何千年だかの歴史からみれば、100年未満の年月などあっという間で、ここで強引に中華人民共和国化されてしまえば、数百年後には、歴史の教科書では1行のうち数字分で、「なお台湾は一時的に別体制の時期もあったが」で終わっちゃうかもしれません。

しかし、今現在いきている人間からみれば、数十年の時間はとても大きな意味をもつ。
フタバは、主に香港映画経由で中国のことにも興味を持ち出したのだけど、
映画って、今生きている人の感覚が反映されますよね。
台湾映画はまだ見たことないんですが、
たぶん台湾映画も、香港映画と同じで、「大中国」と似た部分がたくさんありながらも、違うもの、独自のものがあるのだろうなと想像してます。
台湾や香港が成立した経緯は、必ずしも幸福な要素だけを含んでいないけど(日本もかかわってますよね)、そうはいってもそこで生きてきた人たちの歴史というのはかけがえないものだし、「大中国」さんは、そういう「ちがう中国」がじぶんとこにつながっていることを、得している、と捉えて、あんまり大陸と一緒にしようとしないでほしいな。よその国からの勝手な希望で申し訳ないけど。

【選挙の多い台湾で、政治家は中国との「統一・独立」問題を語りたがる。わかりやすい争点だからだが、常に「統一か、独立か」と考えている住民は少ない。】
そりゃそうでしょう。生活がありますから。
でも、頭の隅のどこかには、きっとあるんじゃないかな。
【関心は、現実生活の中でいかに稼ぐかに向かっている。】
この言い方はちょっとねえ。
お金を稼ぐことももちろん力を入れるにきまってるでしょうけど、【実利】ってお金だけじゃないと思うわ。
見える形ではそうかもしれないけど。
きれいごとを言ってるつもりもないんですけどね。
お金と生活のかかわり方については、どんな言い方をしても、微妙なずれというかなんというか、ありますね。
どこかで誰かが名言をはいてるかもしれませんが。
生活は一面的ではないですからね。
posted by フタバ at 13:27 | 東京 🌁 | Comment(0) | 中国
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